2020/09/13 22:57
今月の歌舞伎座公演、「かさね」で使われている、「菰」のご紹介です。
「菰」とは、藁や真菰といった植物を乾燥させた材料で織られた、シート状のもの。
敷物にしたり、何かの覆いにしたり、梱包材にしたり、使い方はいろいろ。
「かさね」の中では、かぶって雨をよけるために使われています。
この「菰」、実は藤浪小道具で製作しています!
藁で作られたものは市販もされていますが、舞台で使用するものは、真菰を使い、サイズも演出に合わせて大き目に作らなければならないため、自社で製作するしかないのです。
一枚を織り上げるには、約5日間かかります。材料を一本一本足しながら、2メートル弱を織り上げる、とても根気のいる作業です。
そもそも、良い材料を手に入れることも難しくなっており、生えているところを見つけて、刈り取り、乾燥させて、自社の倉庫に保管しています。
昔は簡単に手に入った「菰」ですが、今ではとっても、貴重品!
まさに、完全オーダーメイド!!
高級絨毯に負けないくらい価値がある、貴重な存在なのです。